感染症とは、ウイルスや細菌が体内に入り、発熱したり下痢や咳など、さまざまな病気的症状が引き起こされることを指します。
現われる症状や重症度は人それぞれ違い、症状が出ない人もいれば、症状が出てしまうと治りにくい人もいます。
重篤になる人もいるので、原因になるウイルスや細菌やカビ等を予防し、感染症にかからないよう徹底的に対策をすることが大切です。
そのためには、看護師が感染症の知識を正しく持ち、予防・対策法を普及啓発していくことが重要になってきます。
感染症の予防や対策を立てるためには、まず感染経路を把握することが重要になります。
細菌やウイルスがどこから感染したのかを調査し、感染源となる人や動物の排泄物や唾液や血液、触れたものなどを分析した上で、清掃・消毒をして感染が広がるのを防ぐといった対応が求められます。
こうして感染経路を断つことは有効な対策になります。
主な感染経路には、接触感染・飛沫感染・空気感染があります。
こうした感染経路を正しく知ることで、きちんとした予防対策を講じることが可能になります。
看護師が正しい知識を持っていれば、院内における周囲への感染を防げるだけでなく、自身への感染も防ぐことが出来ます。
医療従事者として、感染症に関する勉強をすることはとても重要なことです。
看護師の資格の中には、感染管理認定看護師という資格もあります。
感染症予防はどの診療科にも適用される事柄なので、活躍の幅を広げたい看護師さんに最適な資格だと言えます。